短編小説・ショートショート【極楽堂】

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正当な差別

「彼らに対する差別は不当である、そう申しているのです」
(03枚) 101

告白の指先

 ドキドキしたのは最初のうちだけ。
 慣れてくればなんでもないさ。
(01枚) 102

黒い群れの中で

 吐き出される黒の群れ。
 吸い込まれる黒の群れ。
(03枚) 103

ギザギザハートの憂鬱

 おれだって、いつもとがっているわけじゃない。
 自分を守るためにそうなってしまうだけ。
(02枚) 104

not魚

「めざしってどんな魚だっけ?」
(01枚) 105

神さまの食事

「やっぱ神さまって和食なのかな?」
(01枚) 106

Xdayからの逃亡

 ふざけやがって。
 なんとか呼吸を落ち着かせようと思うが、暴れ狂う心臓がそれを許さない。
(03枚) 107

Wの悲劇

「ボクらには無限の可能性があると思うんだよ」
「は? まだそんなこと言ってるのか」
(02枚) 108

ミッドナイトゴーストツアー

「おお、ここか」
 薄汚れたグレーの壁の二階建てのアパート。
 築十年くらいだろうか。あまり新しいとはいえないデザインだ。(連作)
(27枚) 109

中国四千年の味

「さすが中国は歴史が深いよねえ」
(01枚) 110
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