短編小説・ショートショート【極楽堂】

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勝負の真相

 目の前に見たこともないような大金を提示され、一瞬呼吸をするのも忘れてしまった。
「これで、どうにかならないかね」
(02枚) 021

最後のメッセージ

 もう死のう。
(04枚) 022

悪魔が降りるそのときまで

 辺りが急に明るくなり、視界が真っ白になる。
 もうこんな時間か。
(03枚) 023

憧れ

 お前はいいよなぁ。
 窓の外で大きく伸びをしている黒猫を眺めながら、深くため息をつく。
(10枚) 024

言えない一言

超短編傑作選(vol.2)に掲載のため、
公開中止
025

復讐の犠牲者

「これで……これで全てが終わったのか」
 切れ長の目に、長いまつげの細身の男は、黒髪を風になびかせながらそう呟いた。
(02枚) 026

バッドモーニング

 話には聞いていたが、まさかこんなにすごいとは思わなかった。
 無理やり押し込まれるようにして、また人が入ってくる。
(05枚) 027

友オア恋

 トモヒロには悪いが、俺はヨシミちゃんのことが好きになってしまったようだ。
(06枚) 028

闇をくぐりぬけ

 夜ってなんで怖いんだろう。
 同じ場所でも明るいときと、暗いときでは、全然感じが違う。
 昼間なら平気なのに、夜一人でトイレに行くのにはずいぶん勇気がいる。
(06枚) 029

ケータイ幸福論

「例えばだよ、世界中の人がみんな幸せになることができると思うか?」
(04枚) 030
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