短編小説・ショートショート【極楽堂】

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甘く巨大なるもの

目的
   パフェを食べよう。
参加者
  極 ・ 水 ・ 鳥 ・ 光
極「なんか馬鹿でかいパフェがあった」
水「どのくらい?」
極「校庭にあるカラーコーンくらい」
水「すぐに行かねば」

というわけで、企画発動です。
例のメンバーを召集しました。

鳥「終わった後カラオケ行くんでしょ」
極「ああ」

鳥にとってはそっちがメインのようです。
自他共に認める音痴で、音痴に関する弁論文まで書いた彼ですが、大のカラオケ好きです。
行く途中妙にテンションがハイになって、車の窓から顔をだし、工事をしているおじさんに「おはようございまーすっ」などと言っています。
水が「恥ずかしいからやめて」と懇願しますが、鳥はおかまいなしです。
おじさんは手を振ってくれました。

現場に着くと新たな発見が。

なんと隣の店でも同じようなパフェがあるのです。
どっちにするか少し迷いましたが、インパクトのある方を選びました。

まだお昼前なので店内にお客はいません。

極「チョコレートとストロベリーとブルーベリーのソースがあるぞ」
鳥「ブルーベリーがいい!」
水「どれでもいいっす」
光「ストロベリーで」
極「じゃストロベリーで」

極「えーと、スーパージャンボパフェのストロベリーを1つ」
店員「以上でよろしいでしょうか」
水「よろしいでござる」
(忍者?)



きましたきました。
大きさの比較にタバコを使いたかったのですが、誰も吸わないので、ペンで比較してみます。
メニューには3〜4人前とあります。
ちゃんと小皿と、おたまのようなもの(写真手前)もついてきます。
さすがに分けて食べることが前提のようです。

水「いつか彼女ができたら、一緒に食べたいな」
極「2人で、全部食えるか?」
水「楽勝でしょ」

上にはフルーツがあるのですが、途中はアイスとシリアルがメインです。
半分くらいまで食べると、アイスがとけて、シチューのように。

水「おれ、もうだめかも」
極「おいおい、さっきと言ってることが違うぞ」
水「いや、まだ限界ってわけじゃないっすよ」
極「どのくらいまできてんの」
水「8割」
極「じゃ、もうだめじゃん」


▲底までおたまが届かないので、鳥に飲ませました。


▲きれいに食べましたね。

光「結構楽勝っすね」
極「うむ」
鳥「早くカラオケ」

ちなみに値段は1890円でした。
量で考えるとお得かもしれません。

そしてカラオケに行って4時間歌いました。

鳥「やっぱ4時間では足りないな」
一同「……」


▲カラオケのときにお腹がすいたのでタコヤキ20個を頼みました。

結論
  思ったよりもうまい。
  4人で1つはラクショー。
  鳥は音痴。 

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